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第4話 「酵母」って何?

第4話 「酵母」って何?

前回に続き微生物のお話をもう一つ。
2回目に出てきた「酵母」について話してみようと思う。

「酵母」って何?酵母と聞いてまず思い浮かべるのは最近ダイエットにいいと大流行の「ビール酵母」だろう。その他にもパンを作るときやそれこそお酒を作るときに必要な物だと知っている人も多いだろうか?

酵母は前回登場した乳酸菌などよりもずっと大きい。そして乳酸菌も含め細菌には動く力を持っているものも多いのに対し酵母は自力で動く事ができない。顕微鏡で一緒にのぞくと運動会の大玉を赤ちゃんや小さな子供がわらわらと押しているような感じである。

「酵母」って何?多くの酵母は糖類からアルコールを作り、他にも炭酸ガスや色々な香りを生産する。
酵母といってもこれもまた色々な種類がおり、醸造の為やパンの発酵の為に用いられる酵母はかぎられた種類である。
この限られた種類の酵母達は日本酒やビール、ワインなどの発酵の段階で活躍する。
またパンに使用する場合は炭酸ガスの生成によりパン生地を膨らませるのに役立っている。
漬物にでてくる酵母はこれらの酵母とは種類が違う物なので働きも違っており、「たくあん」や「ぬかみそ漬」などで香味をそえるのに一役かっている。
しかし、炭酸ガスの精製により商品が膨らんでしまったり、表面に膜を張ってしまったり実際は問題になることも多い。
酵母はなんとも不思議な存在である。

◆おまけ
今流行りのビール酵母はビールの発酵に役立った後、よく洗って乾燥させた物である。酵母中の主な成分はたん白質であるが、その他食物繊維やビタミンB群など多くの微量成分を含み体の中で色々活躍してくれるのである。また、たんぱく質の部分から調味料を作ったり、化粧品や肥料として使われている。

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